オリゴ糖 [ Oligosaccharide ]
読み方 : おりごとう
オリゴ糖とは、三大栄養素の糖質(炭水化物)のうちの一つで、少数の単糖類(グルコース)が結合した少糖類の糖。ギリシャ語の「少ない」を意味する「oligo」が語源で、少糖とも呼ばれる。
オリゴ糖は、当初、むし歯にならない甘味料(フラクトオリゴ糖)として開発された。その後、胃や小腸で吸収されずに大腸まで届いて、ビフィズス菌などの有用菌を増やすことが確認されたことで、特定健康保健食品などにもなっている。ビフィズス菌は、カルシウムの吸収を助け、ビタミンB群、ビタミンK、葉酸、ニコチン酸などのビタミンを生成したり、腸の調子を整え(ビフィズス菌が生成する乳酸、酢酸、ギ酸により腸内が酸性になると、腸がその刺激を受け蠕動運動が活発になり、便秘が解消される)、免疫力を向上させる(腸内が酸性に傾くことによって有害物質や細菌毒素を生成する悪玉菌(大腸菌やウェルシュ菌など)の繁殖を抑える)働きがある。オリゴ糖は、天然の植物や乳などにも含まれる(イソマルトオリゴ糖)が、ショ糖を原料に酵素などを作用させて人工的に作られたフラクトオリゴ糖、乳糖を原料としたガラクトオリゴ糖、トウモロコシを原料としたキシロオリゴ糖、大豆を原料とした大豆オリゴ糖、ショ糖と乳糖から作られる乳果オリゴ糖(ラクトスクロース)などがある。オリゴ糖は、一度に大量摂取すると下痢を誘発することがある。
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