クエン酸 [ Citric acid ]
読み方 : くえんさん
クエン酸とは、梅干やレモンなどの柑橘類に多く含まれる有機化合物で、酸味のある無色または白色の結晶性の粉末。
クエン酸とは、1784年にレモンの果汁から発見された酸で、殺菌効果が期待され、体内ではエネルギー代謝を活性化する効果も期待できる。クエン酸は、体内に吸収されるとブドウ糖に変わる。ブドウ糖が細胞内で燃やされてエネルギーとなるときに生じる燃えカス(焦性ブドウ糖)は、筋肉に蓄積されると一部が疲労物質である乳酸に変化するが、クエン酸は焦性ブドウ糖を分解して乳酸の生成を抑える働きをもっている。これにより、疲労物質が体内にたまりにくくなり、疲労回復を促す。また、血液がアルカリ性となり、痛風の原因物質である尿酸を溶かし、カルシウムや鉄分などのミネラルを水に溶けやすくし、吸収率をアップする「キレート作用」などが確認されている。クエン酸は、サプリメントや食品添加物として、清涼飲料水を始めとして多くの加工食品に添加されている。また、クエン酸にはリンス効果やスキンケア効果があることが知られている。
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