鉄分 [ Iron ]
読み方 : てつぶん
鉄分とは、赤血球中のヘモグロビンの成分で、各細胞へ酸素を運ぶ働きをしている。また、成長促進や免疫力増進に関わり、酸素の活性化、栄養素の燃焼にも関係している。
鉄分は、吸収率が低くいため不足しがちなミネラルで、食品に含まれる鉄分には、「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」の2種類がある。
魚や肉に含まれる鉄分がヘム鉄、野菜や穀類に含まれる鉄分が非ヘム鉄。ヘム鉄は非ヘム鉄に比べて、数倍も腸での吸収がよい(非ヘム鉄の吸収率は5%、ヘム鉄は20〜30%程)ので、脱貧血には、ヘム鉄を十分にとる必要がある。さらに、ビタミンCと一緒に摂るとさらに吸収率が上がる。鉄分は赤血球のヘモグロビン、筋肉のミオグロビン、肝臓に多く含まれているが、鉄分が不足すると、鉄欠乏性貧血、めまい、疲労、免疫低下、集中力低下、下痢や便秘などの症状が現れるほか、乳児の場合は発育が遅れることもある。一時的に摂取しても、血中の鉄分は増えるが、貧血の根本的な回復にはならないので、長期間摂取し、体の中に常に貯蓄されている状態にするのが良い。一日当たりの目安は男性10mg、女性12mgとされている。
美容整形・プチ整形のお悩みなら、美容外科スクエア「キレイ」の無料一括相談。
関連項目
|
|
50音順
|