アイソメトリック・エクササイズ [ Isometric exercise ]
読み方 ： あいそめとりっく・えくささいず
アイソメトリック・エクササイズとは、筋力トレーニングの一種。通常の筋力トレーニングが筋肉を収縮させて鍛えるアイソトニック・エクササイズに対して、このアイソメトリック・エクササイズは筋肉を収縮させずに行うエクササイズで「静的な筋力トレーニング」と呼ばれている。別名、等尺性筋収縮運動とも呼ばれる。
アイソメトリック・エクササイズの例として、合掌するように胸の前に両手の掌を合わせ、力を入れて押し合うと、ダンベルなどを使って関節を曲げたり伸ばしたりしてトレーニングするように筋肉が縮んだり伸びたりしてはいないが、主に力こぶ（上腕ニ頭筋）に力が入り、硬くなって盛り上がっている。このように筋肉に負荷をかけて鍛える。アイソメトリック・エクササイズの特徴として、関節への負担が少なく、筋肉痛にもなりにくい事があげられる。しかし、動作が伴わないので、野球やサッカーなどの実際のゲームの時に要求される動きに即したトレーニングや筋持久力をつけることができないため、実践向きなトレーニング方法とは言えない。
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