ゴボウエキス [ Burdock extract ]
読み方 : ごぼうえきす
ゴボウエキスとは、ゴボウの根から得られたエキスで、イヌリン、タンニン、粘質物を含む。
ゴボウエキスのイヌリンは粘液質で、緩やかに便通をよくする働きがある。ゴボウそのものは炭水化物だが、難消化性の食物繊維であり、タケノコの2倍強、セロリの4倍程度といわれる。この食物繊維が腸の老廃物を抱きこみ、排出される。また、イヌリンは体内で糖に変わりにくく、血糖値の上昇を抑制する。さらに、水にさらすと出て行くアクの正体は、コーヒーと同じクロロゲン酸であることが最近あきらかになった。タンニンやクロロゲン酸には収斂(しゅうれん)作用がある。剥ぎ捨ててしまう皮の部分には、アルギニン(アミノ酸)が含まれるため、丸ごと利用したほうがよい。
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