脂肪肝 [ Fatty liver ]
読み方 ： しぼうかん
脂肪肝とは、肝臓に中性脂肪が過剰に蓄積された'フォアグラ'と同じ状態で、肝臓の肥満症のことを指す。
脂肪肝は、アルコールの過剰摂取、肥満、糖尿病などが大きな原因で、肝臓の脂肪率が上がり、肝臓が圧迫され血流が悪くなる。脂肪肝はあまり自覚症状がなく、だるい、疲れやすいといった症状が出ても見過ごされ、健康診断などで偶然発見されることが多い。アルコールの過剰摂取が原因であれば、アルコールの量を減らすなど、原因への対策が治療となる。治療をすれば治りやすいが、ほうっておくと肝硬変へつながることもある。脂肪肝の予防には、歩行などの毎日の適度な運動、規則正しく食事、時間をかけてゆっくり食べることが重要。また、ゴボウなどの根菜やヒジキなどの海藻類、こんにゃくなどに多く含まれる食物繊維は、コレステロールを吸着し体外に排出されるので、予防によい。
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